AI Optics優秀発表賞

AI Optics優秀発表賞審査結果

AI Optics優秀発表賞について,下記の通り選定いたしました.

受賞者 宇都宮大学 所理登, 藤村隆史
講演題目「機械学習を利用した複数画素同時位相検出法」

【選定理由】
受賞者の研究グループでは,これまでにホログラフィックメモリーのシングルショット位相検出法を提案しており,本発表は,この位相検出手法に機械学習を適用した研究成果に関する発表です.この位相検出手法にAIを適用した研究は他に類を見ず,高い独自性を有しており,また位相検出に機械学習を適用する際,2画素を同時に検出するという高度な工夫によって,大幅な精度向上と高速演算の両立を実現している点はAIの有効活用の観点からも高く評価しました.この研究成果は,ホログラフィックメモリーはもとより,様々な光学分野への発展に大きな貢献が期待できると考え,AI Optics優秀発表賞に選定いたしました.

※ 受賞者には,2021年3月下旬開催予定の第7回AI Optics研究会にて,受賞記念講演を行って頂く予定です.



「AI Optics優秀発表賞」募集のご案内

日本光学会AI Optics研究グループは,光学技術者が必要とするAI技術の情報共有や技術的サポートを目的として,2018年10月に発足いたしました.それから約2年間,講演会を中心とした活動を通じ,AI技術と光学技術がどのようなシナジーを生み,今後光学技術者がどのような方向へと進むべきか,多くの示唆を提供できたのではないかと思います.今回,会員の皆さまの更なる意識向上を推進すべく,先進的なAI関連研究に取り組まれている研究者を支援させていただきたいと考え,OPJ2020での特に優れたAI関連発表に対して「AI Optics優秀発表賞」を授与させていただくことに致しました.賞選定対象者は自己申請とさせていただきますので,ご関心をお持ちの方は,下記の要領に従ってお申込みください.奮ってのご応募をお待ちしております.

【募集分野】
 深層学習等のAI技術を用いた光学関連研究発表

【応募資格】
 一般社団法人日本光学会会員(学生会員含む) ,且つ,OPJ2020において一般投稿発表(シンポジウムでの一般投稿を含む)を申請された方
 ※ 年齢は問いません
 ※ 申請者には,AI Optics研究グループへ入会していただきます(入会費、年会費は無料です)

【採択件数】
 1~3件(申請者数による)

【応募締切】
 2020年10月30日(金)

【応募方法】
 AI Opticsホームページ http://aioptics.jp/award.html からお申込みください。

【受賞特典】
 2020年及び2021年のAI Optics研究グループ主催イベントへの無料参加

【問合せ先】
 AI Optics研究グループ副代表 群馬大学 鈴木裕之 E-mal: info[at]aioptics.jp